妊娠すると気分が高揚し、周囲が驚くほどテンションが高くなることがあります。これがいわゆる「マタニティハイ」です。一方で、「マタニティハイにならない人」もおり、個人差があります。マタニティハイとはどのような状態を指すのでしょうか。マタニティハイの特徴や周囲の人への影響、注意したい点について助産師監修で解説します。
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マタニティハイに関するポイント
✅テンションが高くなる:妊娠が嬉しくて気持ちが高ぶる
✅ 妊娠・出産の話題が増える:SNS投稿や会話の中心が妊娠関連に
✅ 行動が積極的になる:育児グッズの大量購入、過剰な情報発信
✅ 周囲との温度差が生まれる:興味のない人にまで妊娠話をする
💡 注意点:妊娠の喜びを共有すること自体は悪くないですが、相手の状況や受け取り方を考えることが大切
さまざまな感情が入り混じる妊婦の「心」
約10ヶ月もの妊娠期間の中で、妊婦はさまざまな感情の変化を経験するかもしれません。妊娠検査薬が陽性だったとき、初めて心拍確認できたとき、つらいつわりで眠れない日が続いたとき、少しずつお腹が目立つようになってきたとき、初めて胎動を感じたとき、ついに臨月が近づいてきたとき、一つひとつの瞬間に特別な感情が入り混じることもあるでしょう。
妊娠・出産という貴重な経験を家族や親しい友人、職場の人や近所の人と分かちあいたいという気持ちを持つ人もいるでしょう。お腹の中でわが子が育つ嬉しさ、将来についての不安、いろいろな話をしたいこともあるでしょう。大切な人生の1ページを共有してもらえることは喜ばしいことではありますが、「聞く側の気持ち」を考えないと相手を不愉快にさせてしまうこともあるかもしれません。
マタニティハイとは?医学的な定義はある?

引用元:https://cdn.mamanoko.jp/attachments/7c95bc38a785f17774c0140f5b5fb7a5a302299c/store/limit/620/620/e61c517c3ed527b4eb6a532bc90cdb92446b5937bb6ce5cd99de8a73ab71/image.jpg
「マタニティハイ」という言葉をご存知でしょうか。マタニティハイとは、妊娠中・産後の抑うつな気分を示す「マタニティブルー」の逆を意味する言葉として生まれました。医学的に解明された言葉・英語圏で主流な現象といったものではなく、マタニティブルーとは真逆の状態の人を指す際に用いられる俗称です。
医学用語ではないため、明確な定義はないようですが、「妊娠によって高揚感が続く・活動的になる」といった状態を意味する言葉として用いられることが多いかもしれません。一般的にマタニティハイになるのは妊婦自身のみのイメージが強いかもしれませんが、妊婦の夫・両親・義両親など家族がマタニティハイのような状態になるケースも少なくないといわれています。