3歳ぐらいの子どもにおすすめの絵本を、性別や季節ごとに選んでみました。ストーリーやキャラクターがわかってくるころは、とくに絵本に関心が出てくるころ。このころのお気に入りの一冊は、大人になっても心に残っているものです。読み聞かせにぴったりの絵本をそろえたので参考にしてくださいね。
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3歳の絵本の読み方とは
絵本は、それぞれの年齢で読み方が変わってきます。同じ本を読んでいても、捉えかたや好き嫌いが違うのです。3歳のころは、どういった絵本に興味を持つのでしょうか。
ストーリーが分かってくる
イラストや色を目で追っていた時代が終わり、3歳になると少しずつストーリーがわかってきます。今まではただキャラクターが泣いたり笑っていたりしている様子を見ているだけでしたが、その「理由」や他者との関わりが見えてくるのです。
とはいえ、まだまだ複雑すぎるストーリーは理解できません。身近な素材を使った、楽しいお話に興味があるようです。3歳の子どもには、「最後はどうなるのかな?」というワクワクが強い絵本も人気のようですよ。
シリーズに興味を示すことも
キャラクターに感情移入ができるようになると、「このお話の次はどうなるの?」といった気持ちを持つようになります。終わりの先を知りたくなるのですね。子どもにとって、慣れ親しんだキャラクターは自分の一部であり、友達です。
同じキャラクターを使ったシリーズものを楽しく読めるようにもなります。以前読んだ絵本の記憶があるため、「このキャラクターは前のお話ではこうだった」など、絵本のなかの冒険に夢中になります。小さいときに読んだシリーズ絵本は、大人になっても心に残っているものですよ。
しかけ絵本からシリーズものまで!読み聞かせに最適の絵本ならこれ
きむらゆういち「あらしのよるに」

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61wiw0QGG3L._SY424_BO1,204,203,200_.jpg
「あらしのよるに」は、大人も巻き込んで、大ブームを起こした絵本です。アニメや映画にもなりましたね。「先が気になる!」という意見が多かったために続編や番外編が作られ、人気のシリーズとなりました。
嵐の夜、何も見えない暗闇で仲良くなった二匹の動物。それは、狼のガブと羊のメイでした。とても気の会う二匹なのですが、本来なら「食べる側」と「食べられる側」の存在。食欲と友情の狭間で葛藤するガブの姿は、手に汗を握って応援してあげたくなります。
1冊読むと、「次は?ガブとメイはどうなるの!?」とすかさず先を催促されるでしょう。熱い友情と、大好きな人を守りたいという気持ちを教えられるシリーズです。
酒井駒子「よるくま」

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/416GWKB0NVL._SY373_BO1,204,203,200_.jpg
うつくしい夜の色と、「よるくま」というシンプルでキャッチーなタイトルが目を引く一冊。カフェにありそうなオシャレな表紙ですが、子どもを夢中にさせる「どうなるの?」がつまった一冊です。
夜中に突然現れたくまの子どもは、お母さんを探しているようです。男の子はくまの子のお母さん探しを手伝ってあげることにしました。「ママ、あのね・・・」と、ちょっと舌足らずな可愛い口調でストーリーが語られるので、子どもも一緒になってくまのお手伝いをしてあげる気分になります。
さてよるくまちゃんのお母さんは見つかるのでしょうか?うとうとしながら、どきどきしながら、最後はみんなニッコリ笑顔になりますよ。寝る前に読んであげたい、小さな冒険ストーリーです。