妊娠期間はおおよそ40週。10ヶ月間お腹に宿した命がついにこの世に誕生しようとする瞬間、ママたちの期待はピークに達します。しかし、万が一40週を過ぎても陣痛が来ない場合はどうなるのでしょうか?本記事では、予定日超過が理由で陣痛誘発剤を使用した筆者の体験談を交えながら、陣痛誘発剤・促進剤を使ったお産について解説します。
本ページはプロモーションが含まれています
陣痛誘発剤・陣痛促進剤とは?
「陣痛誘発剤」は、その名の通り陣痛を誘発させる薬です。全ての妊婦さんに使用するわけでなく、陣痛を意図的に起こさなければいけない場合に医師の判断により使用されます。
同じ薬が陣痛の誘発だけでなく、長時間弱い陣痛が続いている妊婦さんに陣痛促進という目的で使用されることもあります。この場合は「陣痛促進剤」と呼ばれます。
投薬の理由はさまざまですが、無痛分娩などの際にも使われています。
陣痛誘発剤・陣痛促進剤が使われるときのママの状態

引用元:https://cdn.mamanoko.jp/attachments/cf633288e07f7d3ba7105dd76e3a0322cf07ddf9/store/limit/620/620/decb28a07309e3ad54d862fa1596e84e970608d92bde0fff2882507acfe6/image.jpg
大半のお産は自然の流れに沿ってスムーズに進むものですが、医療サポートを受けたほうが良い場合もあります。子宮口が開いていて赤ちゃんもおりてきているのに、赤ちゃんを押し出すほど強い陣痛がないとき、あるいは一度は陣痛がきたのに途中から陣痛が弱くなってしまう「微弱陣痛」などのときには、陣痛促進剤の使用が有効である場合があります。
出産予定日を過ぎると「いつ陣痛が来てもおかしくない」と気合いが入る一方で、予定日を一日過ぎていくごとに「まだ産まれないのかな」と不安になるかもしれません。
周囲からも「まだ」「そろそろ」と聞かれる機会が増え、プレッシャーを感じてしまう可能性があります。何よりも出産を待ち望んでいるのはママ本人であるため、なかなか出てきてくれない赤ちゃんに対して悲しい気持ちになる場合もあります。
陣痛誘発剤・陣痛促進剤の体験談
筆者の場合は予定日を過ぎてから3日おきに健診を受けました。病院で子宮口の開き・赤ちゃんの位置などで、出産の準備がまだできていないことを告げられるたびにがっかりし、なぜだか落ち込んでいました。予定日を1週間過ぎた日の健診で羊水の減少を伝えられ、陣痛誘発剤の使用を打診されました。