産後に生理が再開し、妊娠前より生理痛が重くなったと感じるケースがあるようです。産後の生理痛の悪化は、どのような原因で起こるのでしょうか。腹痛・腰痛・頭痛・吐き気など、まずは自分の生理中の症状をチェックしてみましょう。ここでは産後の生理痛の原因や軽減法、授乳中でも生理痛の薬は飲めるかどうかについても解説します。
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産後1ヶ月~3ヶ月はどんな時期?生理痛のような痛みがある人も
お産を迎える女性は、産道を確保するために骨盤が左右に大きく広がっていきます。それでも出産によって、骨盤や子宮周りの筋肉は大きなダメージを受けます。こうしたダメージが産後少しずつ回復して、ママの身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間を「産褥期(さんじょくき)」とよびます。
一般的に産褥期は6~8週間程度ですが、人によっては3ヶ月~半年ほどかかることもあります。産褥期には、子宮収縮が繰り返され、伸び広がった子宮が元の大きさに戻っていきます。子宮の収縮によって、軽い陣痛や生理痛のような痛みを感じることがあるでしょう。これは後陣痛ともよばれ、経産婦のほうが強く感じる傾向があるようです。
また、産後は「悪露(おろ)」とよばれる血液や血液の混じったおりものが出ます。子宮にたまっていた血液と分泌物が混ざったもので、子宮の回復とともに色や量が変化していきます。
産後2ヶ月ぐらいになると子宮の回復が進み、排卵が起こって生理が始まるママもいます。一般的に、プロラクチンというホルモンの影響で、母乳のみで授乳しているママの生理再開は遅く、ミルクで授乳をしているママの生理再開は早いといわれています。
産後に生理痛がひどくなる人は多い?

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出産後に、生理痛が悪化したと感じるママは多いようです。ストレスやホルモンの変化などさまざまな原因がありますが、慣れない育児中に重い生理痛が起こるのはつらいですよね。
一人目の出産後は普通だったのに、二人目の出産後は生理痛がひどくなったなど、同じ人でもそのときどきによって傾向は異なります。妊娠前よりも生理痛が軽くなるケースもあるようです。
妊娠前と違う激しい生理痛は、病気のサインという可能性もゼロではありません。痛みを我慢し続けるよりは、早めに婦人科を受診しておくと良いでしょう。原因がわかったほうが安心できますし、育児のストレスも軽減されるかもしれません。