ゴナールエフは排卵誘発剤のひとつで、不妊症の治療に用いられる卵胞刺激ホルモン製剤の注射剤です。排卵誘発や精子形成を助けるために男女ともに処方されます。自己注射ができるので通院の負担を減らせるというメリットがありますが、デメリットはあるのでしょうか。ゴナールエフの効果や副作用、使用方法、保険適用についても解説します。
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ゴナールエフとは?
「ゴナールエフ」は、不妊治療において排卵の誘発と精子の形成を目的に使用される卵胞刺激ホルモン(FSH)製剤で、遺伝子組み換え型のFSHのみを成分とする「リコンビナントFSH製剤」のひとつです。内服薬ではなく皮下注射で投与されるタイプの薬剤で、医師の指導のもと自己注射が可能です。
商品としては白い粉末もしくは塊(かたまり)状の薬剤を溶解水で溶かして使用する「ゴナールエフ皮下注用」と、自己注射がしやすいようにペン型のカートリッジがついた「ゴナールエフ皮下注ペン」とがあります。
皮下注ペンより皮下注用のほうが安価ですが、皮下注ペンには取り扱いが手軽であるというメリットがあります。
ゴナールエフの費用は?保険適用はあるの?

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不妊治療の費用は、初期の検査からタイミング法まではほとんどが健康保険の適用範囲内ですが、それ以降の治療法では健康保険の適用範囲が限られるため高額になりがちです。
ゴナールエフ注射そのものにかかる費用の一例として、体外受精のため他の製剤との併用で「ゴナールエフ皮下注ペン300」を使用、自己注射を3日間というケースで1周期につき1万8,000円ほどかかったという人もいます。なお自己注射の場合は別途「自己注射指導料」などがかかります。
ゴナールエフにかかる費用すなわち投与量はケースにより異なります。治療費用の設定も病院やクリニックによって異なるので、事前に確認すると良いでしょう。