帝王切開で出産した場合は、産後の経過は普通分娩と同じなのでしょうか。初めて帝王切開で出産する場合は産後の痛みなどが気になりますよね。ここでは帝王切開の後陣痛、緩和方法、注意すべき症状について解説します。
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帝王切開で出産した場合は、産後の経過は普通分娩と同じなのでしょうか。初めて帝王切開で出産する場合は産後の痛みなどが気になりますよね。ここでは帝王切開の後陣痛、緩和方法、注意すべき症状について解説します。
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帝王切開での出産なら後陣痛は起こらないのではないかと思われがちですが、帝王切開で出産した場合でも後陣痛は起こります。帝王切開で出産した場合は傷の痛みもあるので後陣痛の痛みが強くなるかもしれませんね。
後陣痛とは子宮が元の形に戻ろうとする痛みを指します。子宮が元の大きさに戻ろうとする収縮によりお腹が痛くなります。出産した人は誰でも経験することですが、経産婦の方が収縮が強く痛さを感じやすいといわれています。収縮をはじめた子宮は一ヶ月ほどかけて少しずつ元に戻っていきます。
痛みについては個人差があります。痛みを強く感じる人の場合、子宮を針で突き刺されている感じだったり、大きめの木槌で内側から叩かれているような感じだったり、キリキリ・チクチクした痛みなどさまざま。後陣痛というだけあって陣痛のようにリズムがあって下腹部が締め付けられるような痛みとなります。

引用元:https://cdn.mamanoko.jp/attachments/8e3d2e13a51990f42372ce1095fedfaf45f9dc90/store/limit/620/620/b1542347090d7735d80d7ffcf2051db48de1ea75e30a9cfab86580951a93/image.jpg
帝王切開で出産すると術後の傷の痛みと後陣痛が重なるので、通常分娩と比べると痛みが長引くことも多いといわれています。一般的には術後3日ほどで子宮の戻りが一段落し、お腹の痛みが和らいできます。
出産後、授乳をすると後陣痛が起こってとても痛いというママの話をよく聞きます。それは授乳するとオキシトシンというホルモンが分泌されるから。オキシトシンには子宮を収縮させる作用があるため授乳すると同時に痛みがでるという仕組みです。
これは子宮収縮が妨げられることにより産後の子宮回復(子宮の収縮)がうまくいかないことを言います。
原因としては子宮内にまだ胎盤や卵膜、悪露が残っている、または筋腫や感染があるなど器質的なものとされています。また、ほかの原因としては多胎妊娠で子宮が過度に進展した、微弱陣痛、過度の安静、母体の疲労などにより子宮回復を妨げることがあります。
子宮復古のためには出産後に極端に安静することを避ける必要があります。排尿や排便も怖がらずに行いましょう。また、授乳により後陣痛が起こりやすいので積極的に授乳を行い、子宮復古を図ります。それでもあまり改善が見られない場合には子宮収縮薬を使うこともあります。
子宮内に遺残が確認された場合、子宮内容清掃術により子宮内に残っているものを除去することもあります。また、感染兆候があれば抗生剤を投与することもあります。
うつぶせでお腹を圧迫すると楽になることがあります。そのときお腹を直接床につけるのではなくクッションやタオルなどを使用し、刺激を強くしすぎないようにしましょう。
産後は子宮のまわりをやさしくマッサージすることにより痛みが緩和されます。後陣痛は急激な子宮の収縮による痛みなのでマッサージにより少し抑えることができます。お気に入りのオイルやクリームを使うのも良いでしょう。産後引締め用のクリームを使うとより効果がフォーカスされているので良いですね。しかし帝王切開の傷があるため、傷の部分を必要以上に刺激しないように注意が必要です。
痛みだけに囚われていると、痛さが倍増してしまいます。まずは落ち着いてリラックスできるように努めてみましょう。
後陣痛の痛さは個人差があるので、痛みがあれば我慢せず医師に相談して鎮痛剤を処方してもらいましょう。痛さがストレスにならないようにしてくださいね。子宮収縮薬を使用している場合は授乳を中止することも多いようです。
帝王切開は手術なので、傷口が動くと痛いのは当然ですが、それがどんなときも痛む場合は何か問題があるかもしれません。一度病院で診察を受けるのが良いですね。
後陣痛がいつまで続くのかにも個人差があります。痛む期間があまりにも長いと思う場合は他の病気の可能性も考えられます。心配事は抱えず、病院で相談してみましょう。
筆者は普通分娩でしたが、筆者のまわりは帝王切開で出産したママが多いのでいろいろな話を聞く機会があります。その中で後陣痛が弱い子宮復古不全で悪露がまったく出ずに困っているママがいました。悪露が出ないということは子宮内のいらないものがそのままなので、子宮が元に戻りにくいことになります。彼女はその後、悪露をかきだしてもらう処置を受けました。帝王切開では珍しくない処置のようですが大変そうでした。