いよいよ出産が近づくと、気をつけたいのが「羊水混濁」です。本来は出生後に出るはずの赤ちゃんの便が子宮内で排泄され、羊水が濁ってしまうものです。ここでは、羊水混濁の原因や胎児への影響、予防法について解説します。
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羊水混濁(ようすいこんだく)とは?
羊水と胎便が混ざる
羊水混濁(ようすいこんだく)とは、羊水に胎児の便(胎便)が混ざることです。通常、胎児は子宮の中で胎便を出すことはなく、出生後に初めて排泄します。しかし、何らかの原因で胎便を出してしまうと、羊水混濁を発症します。
羊水の色によって分類される
本来、羊水は無色透明か乳白色ですが、羊水混濁になると、黒みがかった緑色の胎便と混ざることで濁って見えます。
羊水の色は、胎便が混ざる程度によって黄色~濃い緑色に変わるのですが、その色で羊水混濁のレベルが分類されます。黄色や薄緑色は程度が軽いのですが、色が濃くなるにつれて粘性も増してドロドロになり、胎児に与える影響も大きくなっていきます。
羊水過少症と合併しやすい
羊水のトラブルとしては、羊水の量が異常に少なくなる「羊水過少症」というものもあるのですが、羊水過少症は羊水混濁を合併しやすいといわれています。羊水の量が少ないと、胎便の濃度が高くなるため、重症化することもあります。




