ままのて

妊娠後に、普段飲んでいる緑茶のカフェイン量が気になる妊婦さんは多いかもしれません。妊婦は緑茶を1日何杯まで飲んでいいのでしょうか。日本人になじみの深い緑茶のカフェイン量や成分、影響、ペットボトルの緑茶について解説していきます。ノンカフェインやカフェインレスの緑茶も紹介するので、飲み物を選ぶときの参考にしてくださいね。


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緑茶とは?含まれているカフェイン量は?


お茶の種類とカフェイン

お茶の葉が原料となっている飲み物は、量の違いはありますが基本的にはカフェインを含んでいます。緑茶やほうじ茶、玄米茶、烏龍茶、紅茶、抹茶などは、すべてカメリアシネンシスというお茶の葉が原料となっています。カフェインは、お茶の若い芽に多く含まれるため、若い芽を摘んで作るお茶ほどカフェイン量が多くなります。

下記の表は、文部科学省の「日本食品標準成分表」(※1)をもとに、代表的なお茶の100gあたりのカフェイン含有量を示したものです。

お茶の種類
100gあたりのカフェイン含有量(mg)
緑茶(煎茶)20
抹茶32
ほうじ茶20
烏龍茶20

「緑茶」と呼ばれているお茶は、細かく見ていくと何種類かにわかれます。一般的によく飲まれているのは「煎茶」です。ペットボトルの緑茶も煎茶が多いですね。煎茶は生の茶葉を新鮮な状態で蒸して炒ったものです。煎茶のカフェイン量は100gあたり20mg程度であり、他のお茶やコーヒーと比べてもそれほど高くはありません。

緑茶には、他にも「玉露」と呼ばれるものがあります。玉露は光を制限して育てられた新芽が使われており、カフェイン含有量は100gあたり160mgと高くなります。「抹茶」は揉まずに乾燥させた茶葉を粉にしたものです。茶葉そのものが含まれるため、カフェイン量が最も多くなります。

ほうじ茶は強火で茶葉を炒ったもので、カフェイン含有量は100gあたり20mgと多くありません。烏龍茶は茶葉を半分発酵させたものであり、さらに発酵が進むと、紅茶となります。烏龍茶のカフェイン含有量も100gあたり20mgとなっています。


緑茶に含まれているカフェイン以外の成分は?

緑茶の苦みは、カフェインからくるといわれていますが、カフェイン以外にも、緑茶にはさまざまな成分が含まれます。そのひとつがカテキンです。カテキンはポリフェノールの一種で、渋みの主成分になっています。

カテキンには、体脂肪を減らす作用や抗菌作用があるといわれています。口臭対策や風邪予防として、緑茶でうがいをするという人もいるようです。他にも、アミノ酸の一種であるテアニンは、リラックス効果をもたらすといわれています。また緑茶には、紅茶や烏龍茶には含まれていないビタミンCが含まれています。


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