【男女別】「也」の意味と読み方、名前160例！漢字の成り立ちは？哉・弥・耶との違い

「也」という漢字は「和也」「拓也」「大也」など、著名人の名前にも多く使われています。名付けに使われる漢字の定番となっていることがうかがえるでしょう。

男の子の名前の止め字に多いイメージですが、「なる」や「あり」という読み方ができることから、女の子の名付けでもよく使われています。「也」の意味や成り立ちをご紹介します。

「也」は、断定や強調の意味で使われるため、それ自体が特別な物事を指す漢字ではありません。しかも、3画と画数が少ないので、画数の多い漢字と組み合わせたり、三文字の名前にしたりと、名付けの幅を広げやすい漢字です。前向きな意味を持つ漢字と組み合わせ、気持ちがこもった素敵な名前を考えてあげたいですね。

「也」は「や」「なり」「あり」など、いくつもの読み方があります。「や」は止め字、「なり」や「あり」は始めに使うなどすると、名付けの選択肢が広がりますね。「也」で終わる名前、「也」が真ん中に入る名前、「也」で始まる名前をご紹介します。

「也」は男の子の名前のイメージがあるので、女の子の名付けに使うとクールで引き締まった印象になります。女の子の名付けで「也」を使うときは「な」や「あ」という読み方をするのもおすすめです。「也」を使った女の子の名前をご紹介します。

「也」と同じく「や」の読みを持つ漢字で名付けによく使われているのは、「哉」「弥」「耶」です。

「哉」は「や、か、かな」と読み、疑問や詠嘆をあらわす漢字です。「はじめて」という意味もあります。「弥」はさまざまな読み方がある漢字で、長い月日を経る、いよいよ、広くいきわたるという意味があります。「耶」は「や、か」という読み方をして疑問、反語、詠嘆をあらわします。「ちちおや」という意味でも使われます。

「哉」「耶」は「也」と近い意味がありますが、組み合わせる漢字の意味を強調するには、「也」が適しています。「弥」は時間の概念が含まれるので、長寿や大成を願うときに向いているといえそうです。

「也」の成り立ちは諸説あり、販売されている漢字辞典でもその解釈は分かれています。一般的に知られているのは、サソリが平らに伸びた様子をあらわしたとする成り立ちです。

蛇が元となったという説もあります。また、女性の生殖器や青銅で作られた水差しをあらわしているともいわれています。

いずれにしても、現在はこれらのルーツを示すような意味で「也」を使うことはありません。物事を断定するときや、強調するときに使われる漢字なので、成り立ちを気にする必要はなさそうです。

日常に置いて「也」を使う機会はそう多くありませんが、ご祝儀や帳簿に金額を書くときは「〇円也」と書きますね。このときの「也」は、「それ以下の端数はありません」という意味を示します。金額を明らかにする、ぴったり合わせるという漢字の性質を考えると、公明正大で、裏表のない気持ちの良い性格の人物像につながりますね。

※この記事は2022年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください