ままのて

子どもを病院に連れていくときは、病状の経過や先生への質問事項をスムーズに伝えるための「受診メモ」の用意がおすすめです。パパ小児科医の加納友環(ぱぱしょー)先生に、子どもの受診時に医師に病状を伝える「受診メモ」の活用法について教えていただきました。先生直筆の具体的な「受診メモ」の書き方もご紹介します。


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受診メモとは?

皆さんは診察室で医師と話をしているとき、緊張して言いたいことを伝えられなかったり、診察室から出たあとに「あ!あれ言い忘れた!」と思い出したりすることはありませんか。

これは私自身にもあることで、医師を目の前にすると緊張してうまくしゃべれなくなることは同業の医師でもありえることなのです。医師でない場合はなおさらでしょう。

そこで役立つのが「受診メモ」です。たとえばこんなものです。(事例は仮想のものです。赤文字は記載するときのポイントです。)

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時間を追って情報を整理することで、どういう状態なのか、何に困ってるのかが伝わりやすくなります。

受診メモの詳しい書き方については、後ほど解説します。


受診メモがあると診察・診断がスムーズに

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自分で症状を説明できない子どもにとっては、保護者からの情報が診察のカギを握っています。情報が整理されているとスムーズな診断につながりますよ。

診察がスムーズになると、たくさんの患者さんが来る病院では待ち時間の軽減にもつながり、各方面に良い影響をおよぼします。

先ほどの受診メモのサンプルはかなりまとまったものになっていますが、実際にはここまでまとまっていなくても大丈夫です。おおまかなことがわかれば、医師は質問をしながら情報をおぎなっていきます。

また、受診メモを書くことで客観的に病状を把握することもできます。過去の記事で、子どもがしばしば入院することを書きました。

メモを使うと、入院が必要となるほどの状態なのかも把握しやすくなります。


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