母子手帳をもらったママやパパであれば、ほとんどの方が「便色カード」を見たことがあるのではないでしょうか。今回のコラムでは、パパ小児科医の加納友環(ぱぱしょー)先生に、新生児期の発症が多い胆道閉鎖症について教えていただきました。
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胆道閉鎖症とは?
「もう少し早く気づいていれば・・・」
そんな声が聞こえてくるようでなりません。今回は多くの人に知ってもらいたい、早く気づいて治療につなげてもらいたい、そんな気持ちで紹介する病気です。その名を胆道閉鎖症といいます。
胆道閉鎖症は新生児期に約10,000人に1人の確率で発症し、合併症により消化管出血や皮下出血、ときに脳出血を起こしてしまう命に関わる病気です。
生後2ヶ月以内・・・できるだけ早くに見つけて手術をすることで、その予後が変わるため早期発見がとても重要です。ただ残念なことに、医療機関でスルーされてしまった事例もあるというのが現実です。
知っておくべき、胆道閉鎖症の3つの症状

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病気の発症そのものを予防する方法は今のところありません。できるだけ多くの患者さんが早期発見、治療につながるようにと思います。どのような症状に注意しておけば気づくことができるでしょうか。3つの症状について説明します。



