ままのて

2021年12月に日本で初めての内密出産が行われたのを契機に、これまで法的な根拠がなかった内密出産や匿名出産に関して議論が進められてきました。2022年9月には、関係する法務省と厚生労働省が連携し、ガイドラインを策定しています。ここでは、全国の自治体に通知された内容について紹介します。


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匿名出産・内密出産とは?


内密出産

「内密」には表沙汰にしない、内々で済ませるという意味があります。「内密出産」とは、出産を受け入れる医療機関の一部の人だけに妊婦さんの身元情報を伝えて出産する方法です。

妊婦さんの身元情報は、原則として自治体や親族に知らされることはありません。ただし、子どもが自分の出自を知る権利については考慮する必要があり、将来的に子どもが開示請求を行った場合、母親の身元情報を閲覧できるような体制が求められています。

また、内密出産に関して政府は、児童福祉の観点から身元情報を明らかにした上で出産することが望ましい考えを示しています。内密出産を希望する妊産婦に対しては、自治体から適切な支援を届けるとともに、身元を明らかにするための働きかけが行われています。


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